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体がだるい・頭がぼーっと
して、やる気が出ない・
寝てばかり

体がだるい・頭がぼーっとしてやる気が出ない方へ

体がだるい・頭がぼーっとしてやる気が出ない方へ体がだるい、頭がぼーっとしてやる気が出ないという時も、ほとんどの場合は、十分に心身を休めることで症状は改善します。
しかし、休んでも改善しないといった場合には、うつ病や適応障害、あるいはその前段階である可能性があります。そうなると、休むこと以外にも、その疾患に応じた薬物療法や精神療法、支援などが必要になります。
すでに症状が1週間以上続いている方、あるいは1週間以内であっても日常生活に支障が出ているといった方は、うつ病などの疾患の可能性を考え、当院にご相談ください。

やる気が出なくて
寝てばかりいてしまう際の
考えられる原因

心身の疲れ

疲れは、休息が必要であるというサインです。仕事、運動、家事・育児などで身体やこころが疲れた時には、しっかりと休みましょう。ただし、しっかり休んでも疲れが抜けない、やる気が出ないという場合には、当院にご相談ください。

自律神経の乱れ

不規則な生活リズム、睡眠不足、ストレス、栄養の不足や偏りによって自律神経が乱れると、身体が常にだるく感じたり、やる気が出ないということがあります。単なる疲れと比べると、やや事態は重くなります。原因となる生活習慣を改めても改善しない場合、ご相談ください。

環境の変化

就職、異動、転勤、昇進、結婚・離婚、引っ越し、出産、親の介護といった環境の変化に適応できず、身体がだるい、頭がぼーっとする、やる気が出ない等の症状が現れることがあります。適応障害の可能性もあるため、お早目にご相談ください。

SNS疲れ

近年よく見られるのが、SNSによって心身が疲弊してしまうケースです。キラキラと輝いて見える人と比較して、自分には価値がない、何をしても駄目だと思い込み、異様に疲れを感じたり、やる気が出なくなったりします。SNSを見るのが辛いといった場合には、思い切ってSNSから離れましょう。

体がだるい・頭がぼーっとして
やる気が出ない時の
考えられる疾患

体がだるい・頭がぼーっとして、やる気が出ない時の考えられる疾患体がだるい、頭がぼーっとする、やる気が出ないという症状は、健康な人でも経験します。ただ、健康な人の場合はしっかり休んだ翌日、あるいは数日以内に解消します。症状が続く場合、ひどい場合には、以下のような疾患の可能性があります。

うつ病

ストレスを主な原因として発症する病気です。気分のふさぎ込み、意欲・関心・興味の低下、睡眠障害(不眠/過眠)、食欲不振、イライラなどの心身の症状が見られます。

うつ病について詳しくはこちら

双極性障害

うつ状態と、気分が異様に高揚する躁状態を繰り返す病気です。うつ状態の期間には、気分の落ち込みを初めとするうつ病の症状が見られます。

双極性障害について詳しくはこちら

適応障害

就職・転職・移動、結婚・離婚、引っ越しなどによって迎えた新しい環境に適応できず、無気力、憂うつ、焦り、不安、イライラ、攻撃性の高まりなどの症状が起こります。

適応障害について詳しくはこちら

自律神経失調症

ストレスや生活リズムの乱れ、環境の変化などを原因とする病気です。疲れやすさ、倦怠感、耳鳴り、めまい、いらいら、不安、孤独感、気分の落ち込みなどの症状を伴います。

自律神経失調症について
詳しくはこちら

認知症

アルツハイマー病などの脳の病気によって、認知機能が低下します。日常生活に支障をきたすもの忘れ、興味や関心の低下、気分の落ち込みなどの症状が見られます。

認知症について詳しくはこちら

更年期障害

45~55歳の更年期に、主に女性ホルモンの急激な減少を原因として起こります。症状としては、倦怠感、やる気が出ない、イライラ、多汗、不眠などが見られます。

慢性疲労症候群

休養・睡眠をとっても疲れが改善しない状態が、6ヶ月以上続いている場合に診断されます。強い疲労感に加えて、やる気が出ない、集中力の低下、微熱、頭痛、肩こりなどの症状が見られます。

燃え尽き症候群

仕事、スポーツなどで大きな目標を達成し、一時的に無気力になってしまうことを指します。不断の努力をしてきた人、長年にわたって努力してきた人ほど、燃え尽き症候群になりやすいと言われています。

無気力症候群

強いストレス、疲労を原因として、積極性・意欲の低下、感情の起伏が少なくなる等の症状が現れている状態です。身の回りのこと、身だしなみなどに対しても、やる気が持てなくなっています。

対処法

体がだるい、頭がぼーっとする、やる気が出ない日が1日あったからといって、すぐに医療機関を受診する必要はありません。まずは以下のような方法を試してみることをおすすめします。こういった対処を考える・行うのさえ辛い、症状が1週間以上続いているといった場合には、当院にご相談ください。

十分な休養・睡眠

まずは何も考えず、十分な休養・睡眠をとってください。多くの場合、これだけで症状は改善します。休む時には、スマホは携帯しないようにしましょう。目や脳も、しっかりと休ませてあげます。

生活習慣を整える

バランスの良い食事、適度な運動、早寝早起きを意識して生活を送りましょう。日光浴は、ズレた体内時計をリセットしたり、免疫力を高めたりといった効果が期待できます。うつ病の予防という意味でも有効です。

ストレスを解消する

うつ病、適応障害をはじめとするさまざまな疾患の原因となるストレスは、溜めないこと・解消することが大切です。以前は好きだった趣味に、急に関心を失ったという場合には注意が必要です。

環境を変える

おしゃれをしたり、部屋の掃除・模様替えをしたりといった簡単な環境調整、引っ越し、転職、部署移動、転校、一人暮らしを始める/実家に戻る・パートナーとの生活を始める等の大きな環境調整が有効になることがあります。

信頼できる人に相談する

思いもよらない解決法・考え方を教えてもらうことで、パッと目の前が明るくなるということがあります。また、自分では自覚できていない症状・変化などを教えてもらい、受診のきっかけになることもあります。

小さな目標を立て、
一つひとつクリアしていく

大きな目標をズドンと立てている人に多いのが、その目標までが遠すぎて、心身が疲弊してしまうパターンです。短期的に叶えられそうな目標をたて、小さくても達成感を味わうことで、モチベーションを維持しやすくなります。

「もう駄目だ」となる前の、
早めの受診をおすすめします

「もう駄目だ」となる前の、早めの受診をおすすめします体がだるい、頭がぼーっとしてやる気が出ないといった時、「まだ頑張るべき理由」を探していませんか?
まわりの人は努力しているから、もっと辛い人だっているから、家族に心配をかけたくないから、といったように、頑張るべき理由はいくらでも思いつきます。
しかし、ストレスの限界は人によって異なります。ご自身の基準で、「このままだと駄目になりそう」と感じたなら、その限界を迎える前に、当院にご相談ください。「もう駄目だ」となってからでは、家からも出られない・人と顔を合わせるのも辛いという状態に陥っている可能性が高くなります。また、正常な判断も難しくなります。どうぞ、早め早めに、お気軽にご相談ください。
なお当院では、外来受診が難しい方のため、オンライン診療、訪問診療・訪問看護にも対応しております。