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急にハイテンションになる、話していないとおさまらない

急にハイテンションになる、
話していないと
おさまらないという方へ

急にハイテンションになる、話していないとおさまらないという方へうれしいことがあった日、楽しみにしていた日、体調が良い日など、誰でも気分は高揚します。同僚や友人とする会話の量も、自然に増えますね。
しかし、特に理由もなく異様なハイテンションが何日も続いている、人の話を遮って喋り始める・知らない人にいきなり話しかけるといった場合には、双極性障害や統合失調症、注意欠陥多動症などを疑う必要があります。
気になる自覚症状がある、まわりから指摘されたという場合には、お気軽に当院にご相談ください。

その他に起こり得る
症状について

その他、以下のような症状を併発していることがあります。

  • 知らない人でも話しかけてしまう
  • 忙しさなどに配慮せず話しかけてしまう
  • 人の話を聞けない、相手の話を遮って喋ってしまう
  • イライラ、怒りっぽい
  • 開放的で、自由奔放な感覚になる
  • 思いついたことをすぐに行動に移す、抑えられない
  • 徹夜、あるいはほとんど眠らなくても活発に動き続ける
  • 必要のない高い物を衝動的に買ってしまう
  • ギャンブルに大金をつぎ込んでしまう
  • 自分がすごい人間だ、何でもできるという感じがする

また一方で、以下のような、相反する症状が現れるということがあります。このような両極端な症状が繰り返される場合には、双極性障害、持続性気分障害などが疑われます。

  • 気分がふさぎ込む
  • 興味、関心の低下
  • 気力や積極性の低下
  • 食欲不振
  • 睡眠不足、過眠

考えられる原因と疾患

急にハイテンションになる
場合

双極性障害

気分が塞がるうつ状態と、気分が異様に高揚する躁状態を繰り返します。通常、うつ状態が2週間以上、軽い躁状態が数日間または躁状態が1週間以上、それぞれ続きます。軽躁・躁状態の時に、急にハイテンションになり、休むことなく動き続ける、心身に疲労を感じない等の症状が見られます。

双極性障害について
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統合失調症

幻覚・妄想といった症状を伴うこころの病気です。陽性症状・陰性症状に分けられますが、陽性症状として幻聴に返答する・ニヤニヤする、自分は特別な人間・優れた人間だという誇大妄想が見られ、それがまわりからはハイテンションだと思わることがあるかもしれません。

統合失調症について
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話していないとおさまらない・落ち着かない場合

双極性障害

うつ状態と躁状態を繰り返す病気です。躁状態の時に、知り合いだけではなく、知らない人にも話しかける様子が見られます。一方で人の話をじっくり聞くことが難しく、話を遮ってしまうことがあります。また気が散りがちで、落ち着きがありません。

双極性障害について
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注意欠陥多動症

気が散る・落ち着かないといった不注意、状況を考えずに喋り続ける・相手の話を遮るといった多動性・衝動性が見られます。ただ、成長するとともに多動性・衝動性は落ち着く傾向があります。

注意欠陥多動症について
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治療・対処法

双極性障害の治療・対処法

脳の機能異常を和らげる薬、気分安定剤、抗精神病薬を用いた薬物療法に加えて、精神療法を行います。

双極性障害について
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統合失調症の治療・対処法

神経伝達物質のバランスを整える薬の処方を行います。また症状に応じて、睡眠を改善する薬、気分の落ち込みや不安を改善する薬なども処方します。

統合失調症について
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注意欠陥多動症の治療・対処法

脳機能に働きかけて症状を改善する薬を用いた薬物療法、環境調整などを行います。また必要に応じて、心理療法をご案内します。

注意欠陥多動症について
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